子宮頸がんワクチン(定期予防接種)について
子宮頸がんワクチンの接種について
令和4年4月より、HPV(ヒトパピローマウイルス感染予防)ワクチン接種の積極的勧奨を再開しました。
これまでのサーバリック(2価)、ガーダシル(4価)に加えて令和5年4月よりシルガード(9価)ワクチンの定期接種ができるようになりました。
9価の1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合は、2回接種で完了することができるようになりました。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンは子宮頸がんを直接予防するワクチンではなく、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染症を予防するワクチンです。
今まで定期接種で使用されているサーバリック(2価)、ガーダシル(4価)でも、子宮頸がんの原因となるHPV感染の50~70%防ぎますが、シルガード(9価)ではそれより多くの80~90%防ぐことがわかっています。
接種にあたっては、リーフレット等をよく読んでいただき、有効性とリスクを理解したうえで判断し、接種を行ってください。
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症と子宮頸がんについて
HPV(ヒトパピローマウイルス)は特殊なウイルスではなく、性行為で感染し、そしてその中の一部が子宮頸がん等を発症します。100種類の遺伝子型があるHPVの中で、子宮頸がんの約50~70%は、HPV16型、18型の感染が原因といわれています。
HPVに感染しても多くの場合免疫により排除されウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部は排除されずに持続感染し、数年から十数年かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。
ワクチンでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん健診によって前がん状態を早期発見し、早期に治療することで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。
子宮頸がん(HPV)ワクチン接種方法
子宮頸がん(HPV)ワクチン接種対象者は、公費で受けられます。
ワクチンの接種や年齢によって接種の回数や間隔が異なりますが、いずれのワクチンも半年から1年の間に決められた回数を接種します。

- 1回目と2回目の接種は、少なくも5カ月以上あけます。5カ月未満の場合、3回目の接種が必要となります。
- 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。
- 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1カ月後と6カ月後にできない場合、2回目は1回目から1カ月以上、3回目は1回目から5カ月以上、2回目から2か月以上あけます。
接種時の留意点
- 接種には保護者の方の同意が必要です。
- 3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
- 原則として3回とも同じ種類のワクチンで接種を受けてください。交互接種を希望する場合は、接種する医療機関の医師に相談してください。
- 子宮頸がん(HPV)ワクチンは不活化ワクチンなので他の予防接種との接種間隔の決まりはありませんが、新型コロナワクチンとの接種間隔は、接種日をの祖いて13日(2週間以上)あける必要があります。
接種対象者について
- 東村に住民登録がある方
- 積極的勧奨を控えていた時期(平成25年度~令和3年度)に接種対象であった方
(平成9年~平成20年4月1日生まれの女性) - 令和6年度の中学1年生~高校1年生相当
(平成20年4月2日~平成24年4月1日生まれの女性)
子宮頸がん(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ (PDFファイル: 1.7MB)
接種できる医療機関
接種を希望する場合は、必ず事前予約をお願いします。
沖縄県中南部で接種を希望する場合は、医療機関に子宮頸がんワクチンを定期で実施しているか確認し、予約してください。
令和6年度 個別予防接種受託医療機関一覧 (PDFファイル: 390.0KB)
接種当日の持ち物
- 親子(母子)健康手帳(接種履歴を医療機関で確認)
- 健康保険証
- 子宮頸がん(HPV)ワクチン予防接種予診票(対象者へ郵送しています)
- 本人確認書類(マイナンバーカード等)
公費による子宮頸がん(HPV)ワクチン『キャッチアップ接種』期間延長について
令和7年3月末までに子宮頸がん(HPV)ワクチンを1回以上接種した方は、令和7年4月以降も残りの接種を公費で受けられることになりました。
令和4年4月~令和7年3月末まで接種機関が設けれていますが、令和6年夏以降の大幅な需要増により、接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃるため、令和7年3月末までに接種を開始した方が全3回の接種を公費で完了できるように接種期間が延長されました。
対象者
- 平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性
- 令和7年3月末までに子宮頸がん(HPV)ワクチンを1回以上接種した方
※対象者には個別通知を送付しています。
接種期間
令和8年3月31まで
※接種をご希望の場合は、令和7年3月末までに1回目の接種を済ませてください。
※予診票がお手元にない方は、福祉保健課 予防接種担当までにご連絡ください。
このページに関するお問い合わせ先

福祉保健課
〒905-1292 沖縄県国頭郡東村字平良804番地
電話番号:0980-43-2202
ファックス:0980-43-3050
更新日:2025年02月27日