ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン 沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動計画について

更新日:2024年01月30日

計画の策定について

沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省沖縄奄美自然環境事務所は沖縄県のやんばる地域におけるネコの管理・共生行動計画を策定しました。

(1)策定経緯

やんばる地域にはヤンバルクイナやケナガネズミ、オキナワトゲネズミなど、多くの固有種や絶滅危惧種を含む希少な在来の野生生物が生息していますが、ネコはこれらの希少種をはじめとする在来生物を捕食するなどして、大きな影響を与えています。また、感染症などを広め、生態系に深刻な影響を与える可能性があるほか、人獣共通感染症(トキソプラズマ症やSFTS(重症熱性血小板減少症候群))の感染拡大の要因となったり、家畜への伝播によって被害を及ぼしたりすることで、公衆衛生上極めて重要な問題を引き起こす可能性があります。さらに、不適正飼養や無責任な餌やりなどの行為は、ネコのロードキルやハブ咬傷、感染症などの蔓延を招き、ネコの安全の確保及び健康の維持の観点からも看過できない状況となっています。

こうしたことを踏まえ、沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省沖縄奄美自然環境事務所では、ネコの管理に関する計画策定を進めてきました。

令和4年10月に沖縄県と3村より計画案に対する意見を募るため、パブリックコメントを実施しました。その結果、沖縄県には647の個人・団体から1,090件、大宜味村には1件のご意見を頂きました。そのご意見を踏まえて、沖縄県、国頭村、大宜味村、東村、環境省沖縄奄美自然環境事務所で協議・見直しを行い「ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン(沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動計画)」を令和5年10月に策定しました。

計画策定にあたって実施した意見の募集結果はこちら

(2) 計画の目的

本計画は、沖縄島北部の生態系保全、公衆衛生の維持・向上及びネコの安全の確保・健康の維持に寄与するため、関係機関等が連携して森林域からのネコの排除、飼いネコの適正飼養、沖縄島北部以外からのネコの流入の防止等のネコの対策を迅速に進めることで希少種の生息状況の改善を図ることを主な目的としています。

(3) 計画の運用時期

保護・捕獲されたネコの返還・譲渡について 

東村で保護されたネコについては、周知期間(原則として、土日祝日を含む10日間)、個体情報を公開し、飼い主の特定・返還に努めるとともに、飼い主不明ネコについては飼養を希望する方等へ譲渡することとしております。

現在一時保護収容中の個体情報、返還及び譲渡の手続き方法など詳しくは、沖縄島北部において保護・捕獲されたネコの返還及び譲渡についてをご覧ください。

よくある質問について

計画に関する質問と回答をご覧いただけます。

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建設環境課
〒905-1292 沖縄県国頭郡東村字平良804番地

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