◆明らかに発熱がある児(通常37.5℃以上)
◆重い急性疾患にかかっている児
◆今までに予防接種後30分以内に、ひどいアレルギー(*アナフィラキシー)反応をおこしたことがある児
◆免疫機能に異常のある病気にかかっている児、及び免疫を抑える治療を受けている児
◆その他医師が不適当と認めた児
*アナフィラキシー:じんましん・口腔や喉の粘膜の腫れ・呼吸困難・低血圧・ショックなどが急激に現れるアレルギー反応
※問診票への署名・押印を忘れないで下さい。
※接種期限を過ぎてしまうと自己負担となります。ぜひ期間内に受けて下さい。
※他市町村で接種済みの方や、期日までに接種できない方は役場(福祉保健課)までお電話下さい。43−2202
●病気の説明
【麻疹(はしか)(Measles)】
麻疹ウイルスの空気感染によって起こります。感染力が強く、予防接種を受けないと、多くの人がかかる病気です。発熱、せき、鼻汁、目やに、発疹を主症状とします。最初3〜4日間は38℃前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うと、また39〜40℃の高熱と発疹がでます。高熱は3〜4日で解熱し、次第に発疹も消失します。しばらく色素沈着が残ります。
主な合併症としては、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎があります。患者100人中、中耳炎は約7〜9人、肺炎は約1〜6人に合併します。脳炎は約1,000人に1〜2人の割合で発生がみられます。また亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎は約10万例に1〜2例発生します。このように予防接種を受けずに、麻疹(はしか)にかかった人は数千人に1人の割合で死亡します。
【風疹(Rubella)】
風疹ウイルスの飛沫感染によって起こります。潜伏期間は2〜3週間です。軽い風邪症状で始まり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。発疹も熱も約3日間で治るので「三日はしか」とも呼ばれることがあります。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。血小板減少性紫斑病は患者3,000人に1人、脳炎は患者6,000人に1人くらいです。大人になってからかかると重症になります。
妊婦が妊娠初期にかかると、先天性風しん症候群と呼ばれる病気により心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った児が生まれる可能性が高くなります。
「予防接種と子どもの健康」2015年度版より
[ 携帯版へアクセス ]